こんにちは、早大映画研究会一年の北野陽太です!
今回がわたくし初投稿となります。最近暑くなってきましたね〜、ということで暑い夏には怖い映画!「映画の中のサイコパス」について語っていきたいと思います。

この記事によると、研究者たちが1915~2010に上映された400本の映画の中から、リアルさと正確さに基づいて、「現実的なサイコパス」を選んだそうです。126人のキャラクターが選ばれ、その頂点に君臨したのは「ノーカントリー」のアントン・シガーでした。
予告編↓
この映画は中学校の頃に見て、かなり衝撃を受けましたね。なんにせよ、ハビエルバルデム演じる殺し屋アントン・シガーが怖すぎる!シガーはギャングの抗争に関わる大金を見つけてしまった主人公(ジョシュ・ブローリン)を追うんですが、行く先々で人を殺しまくります。この映画僕が見てきた中でトップクラスに人が死にます笑 「死」そのものの象徴のような、死神的な崇高さまで感じさせるほどの怪演。それからハビエルバルデムが出てると、誰か死ぬんじゃないかと思うようになりました。
さて、ここまでは研究者が選んだサイコパスを紹介しましたが、わたくしの個人的にリアルだと思うサイコパスを紹介させていただきます!
・「ナイトクローラー」主人公ルイス(ジェイクギレンホール)
予告編↓
あらすじ
ルイスはただの無職で、鉄を盗んでは売って生計を立てていました。しかし、ある事件を目撃したのをきっかけに、血生臭い事件の映像を売るフリーの記者になります。仕事をしていくうち、ルイスはライバルより刺激的な映像を撮るために、超えてはいけない線を超えてしまう。。
皆さんはサイコパスというと猟奇殺人犯などを思い浮かべるかもしれませんが、この男は違います。ただの一般人です。しかし、どこか常人が備えている倫理観が欠如しています。「結果」さえ得られれば手段は選ばない、普通の人ならブレーキをかけるところを最も簡単にアクセルを踏んで超えていく。そのクソ野郎具合が逆に清々しく笑えてくるという、不思議なバランスの映画です。
・「そこのみにて光り輝く」中島(高橋和也)
予告編↓
あらすじ
辛い過去を背負い、自堕落な生活を続ける主人公(綾野剛)はパチンコ屋で拓児(菅田将暉)とその姉千夏(池脇千鶴)と出会う。やがて千夏と主人公は惹かれあい、恋に落ちていくが。。
中島は地元の有力者で、千夏はこの男に体を売って生計を立てています。彼は表向きは温厚で妻子もいますが、実際は自分の権力をフル活用し、パワハラや暴行を行います。人をモノのように捉え、利害を生じさせて自分の欲望のために支配するその姿と表向きの卑近さから、「自分の周りにもいるのではないか」という怖さを感じさせます。夕焼けに照らされる函館の街の映像も印象的で、美しく暗い恋愛映画です。
どうでしたか?長くなりましたが、皆さんもお薦めのサイコパスが出てくる映画あったら教えてください!
北野陽太
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