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執筆者の写真早大 映研

初めての映画制作

 はじめまして。映研 2 年の田中大稀(たなかひろき)と申します!この度、幹事長の柴崎 さんにブログのお話をいただいたので、不束者ではございますが、書かせていただきます。 まずは、簡単な自己紹介からさせてください!学部は早稲田の基幹理工学部で、授業では 金属をバチバチしたり、実験レポートの評価で教授とバチバチしたりしてます。(教授、お 慈悲をください~)映画系サークルは理系が少ないので、撮影に参加すると毎回レアキャラ 扱いされます。というか、そもそも僕がそんなに撮影に顔を出せていないので、SS レアで すね!初動スキル「人見知り」で、初対面の前半より、慣れてきた後半に活躍するキャラで す!二年生ですが、今年に入ってから入会したので、現在新入生企画を鋭意編集中です。最 近は料理をするようになって、うまい2、まぁ食える2、まずい6くらいの確率のギャンブ ル飯を生産し続けています。(お父さん、いつも食べてくれてありがとう泣) 先日、ずっと計画していた新入生企画の撮影を終えることができました。ずっと 8 月中 には撮るつもりで、7 月中には台本を完成させようと頑張っていたのですが、書いても書い てもしっくりこなくて、やっと納得のいく台本になったと思ったときには 8 月下旬にまで 日にちが進んでおり、その時まだ機材の予約もしていなかったので、急いで予約してメンバ ーを募集して、ギリギリ夏休み中に取り終えることができました。(協力してくださったキ ャスト、スタッフの皆さん、相談に乗ってくれた高山さん、ありがとうございました!)実 際に監督として映画を撮ってみての感想は、「しんどい」。人にああしてこうしてと指示を出 すのはあまり気持ちのいいものではないですし、かといって下手に出すぎて作品の質が下 がるのも嫌なので、言いたいことはなるべくとがらせずに言うように言葉を選びまくりま した。でもやっぱりそれって、めちゃ神経使って疲れる・・・。自分の口から出る言葉をき れいにやすり掛けしていたら、自分の指もやすって血が出たみたいな。普段割と大食いの僕 ですが、その日の昼飯はほとんど食えなかった・・・。それくらい疲れてたし、緊張してま した。 私は、脚本家の坂本裕二さんのファンなんです。「好きなドラマは?」と聞かれたら、即 答で坂本裕二の代表作「カルテット」と答えますし、ちょうど現在も GYAO で「最高の離 婚」の無料配信をやっていてそれを見ています。坂本裕二さんの書く脚本の魅力は、クセの 強いコミカルな会話劇と、考察しがいのあるその奥深さです。特に印象的なのは、カルテッ ト第一話冒頭の食卓での唐揚げにレモンをかける、かけないの会話のシーンで、一見、4 人 のキャラを際立たせるコミカルな会話劇なのですが、その会話が第一話終盤の巻さん(松た か子)が夫に逃げられた話につながっていき、ついには、最終話まで物語の重要な要素とし て「唐揚げ」を引きづっていきます。よかったら見てみてください!そんな坂本ファンの私 は好きが高じて「自分もこんな脚本を作ってみたい!」と思うようになり、気づいたら映画 研究会に入っていました。なので自分は、「映画が好き!」というより「坂本裕二が好き!」 なんですね。なんかすいません・・・。今回の新入生企画も、自分の中では、ゴリゴリに坂 本裕二脚本をリスペクトしまくった脚本を目指しました。カルテットでの唐揚げのように、 皆さんの良く知るアレ(タイトルですぐわかるかも)をキーアイテムに添えて、会話劇を展 開していきます。実際に皆さんが楽しめる内容になったかどうかはわかりませんが、優しい 目で見ていただけると幸いです・・・。


最後に宣伝させてください!まだ完成してませんが、僕の初の監督作、新入生企画「柿と 私、俺とピーナッツ」が上映会で上映される予定です。彼女のできない男と彼氏とうまくい かない女の会話劇です。日常にできるだけ近づけつつも、ちょっとしたクセを感じるように したセリフたちに注目してほしいです!

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